ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)の次戦に注目が集まるなか、対戦候補のWBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)の陣営が井上側に挑発的な要求を突き付けた。

 井上とバムの交渉が停滞するなか、米専門メディア「ボクシング・シーン」は「ロバート・ガルシア、バム・ロドリゲスの次戦で井上尚弥戦を希望『契約書を今すぐ送ってこい』」と題する記事を掲載。バムのマネジャー兼トレーナーを務めるガルシア氏の主張を伝えた。

 同記事では「ガルシアとしては、ロドリゲスがまず12月11日にWBOバンタム級王者クリスチャン・メディナと対戦し、その後にスーパーバンタム級へ上げることを望んでいた。だが井上は、待つつもりはないという姿勢をはっきり示している。それによってガルシアは、井上が自分の選手(バム)を警戒しているのではないかという見方をむしろ強めている」と両陣営の思惑の違いを説明。その上で、次のようにガルシア氏のコメントを伝えた。

「イノウエは(バムが)試合を挟まず、直接自分とやらなければならないと言っている。焦っているんじゃないか。もしイノウエが数か月すら待てないのなら、私が望んでいる追加の1試合(メディナ戦)をバムにやらせないまま、有利な条件で戦おうとしているんじゃないかと思う。だからこそ、こちらとしては逆に、そのまま直接この試合に入っていけるという自信になる」

 さらにガルシア氏は「その契約書をこっちに送ってこい。オファーを送れ。身内同士やSNSで話しているだけじゃなく、こっちに直接送るんだ。たった一本電話を入れれば済む話なんだから」と改めて要求を突き付けた。残された交渉期限が少なくなるなか、両陣営はどのような最終結論を出すのか。引き続き動向に注目が集まる。