明治安田J1リーグ第12節(24日、味スタ)、東京Vは福岡を3―1で下し、今季リーグ初白星を手にした。
前半10分、ゴール前に流れてきたボールにいち早く反応したFW熊取谷一星が、左足を振り抜いて先制。その後も積極的なプレスと突破で好機を作ったが追加点は奪えず。1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半は相馬直樹監督の采配が的中。同11分に追いつかれたものの、同29分、途中出場のMF松橋優安がスルーパスに抜け出してネットを揺らす。さらに終盤の同45分には投入されたばかりのFW寺沼星文が、DF溝口修平のクロスに頭で合わせ、ダメ押しとなる3点目を決めた。試合終了のホイッスルが鳴ると、スタンドからは大歓声が沸き起こり、選手らもピッチにヒザをついて喜びをかみしめた。
就任から4戦目で勝ち点3をつかみ取った指揮官は「簡単なゲームではない中で、最後勝ちを取れたのは多くの人の思いやエネルギーが選手に移った結果だと思う」とサポーターの存在の大きさを口にした上で「ありがたいことに選手もスタッフも、このサッカーにトライしようとしてくれている。結果につながらないと『ダメじゃん』と思われてしまうが、今日一つ結果になったことは非常に大きく、次へ向かっていける要素になる」と手応えを語った。
決勝点をマークした松橋は「今季は苦しい戦いが続いている中で、どんなときもサポーターが背中を押してくれて、それが一番の力になっていた。そういう人たちに自分のゴールで勝利を届けられたのは本当に良かった」と笑みをこぼした。
相馬監督体制下では出番を減らしていたが「出場機会に恵まれない中でも、自分ができることをやり続けてきた自信があったので、ピッチに立ったら結果を残せる自信もあった」ときっぱり。続けて「今日メンバーに入っていない選手の中にも、毎日やり続けている選手がいるので、そういった仲間たちのプレーも力になった」と明かした。
最下位を脱出したとはいえ、勝負はここから。松橋は「やっと1勝ということで、誰一人下を向いている選手はいない。サポーター、選手、スタッフ全員で上へのし上がっていきたい」と先を見据えた。











