米ルイジアナ州ニューオーリンズの当局は、9歳の男児がSNSで流行している「ファイア・チャレンジ」に挑戦し、重傷を負ったことを受け、この危険な行為について市民に警告している。米誌ピープルが20日、報じた。
ファイア・チャレンジとは、自分の体に可燃性の液体をかけて火をつけ、重いやけどを負う前に炎を消そうとする危険な行為だ。2016年に米医学誌「ジャーナル・オブ・バーン・ケア・アンド・リサーチ」に掲載された研究論文でも、その危険性が指摘されている。
ニューオーリンズ消防局のローマン・ネルソン局長は、同市警察のアン・カークパトリック本部長とともに出演した動画の中で、男児がこのチャレンジに挑戦した結果、全身の70%以上にやけどを負ったことを明らかにした。
ネルソン氏は「少年は耐え難い苦痛に襲われており、生きているのが幸運なほどだ」と語った。さらに、保護者に対し、ファイア・チャレンジやSNS上で広まるその他の「過激な行為」の危険性について、子供たちと話し合うよう呼びかけた。
一方、カークパトリック氏も、子供たちに対し、「こんな危険な流行に乗せられないで。参加しなければならないというプレッシャーを感じる必要はありません」と警告した。
米国では、SNSで注目を集めようとする若者らの間で危険なチャレンジが次々と広まり、死者や負傷者、逮捕者が出るなど、社会問題となってきた。
他人の家の玄関を思い切り蹴り、逃走する様子を撮影する迷惑行為「ドアキック・チャレンジ」。3人で並んでジャンプするように見せかけ、真ん中の人の足を左右から払って転倒させる悪質ないたずら「スカルブレーカー・チャレンジ」。カラフルな洗濯用洗剤カプセルを口に入れる「タイドポッド・チャレンジ」。一時的な失神状態を引き起こそうとする「ブラックアウト・チャレンジ」などだ。
また、激辛トルティーヤチップスを1枚食べ、辛さに耐える「ワンチップ・チャレンジ」では、2023年に米マサチューセッツ州の14歳の少年が挑戦後に死亡する事故も起きた。











