読売テレビ・特別解説委員の高岡達之氏が13日、「かんさい情報ネットten.」(大阪・読売テレビ)に出演し、〝予算カット〟発言の簗和生農水相について言及した。

 この日の衆院予算委員会に出席した高市首相は、今年2月の衆院選で自身を応援しなかった地元2自治体(那須烏山市、那珂川町)の道路予算を「大幅にカットした」ことを認め、発言を撤回した簗和生農水相に対して「本当に不適切で、ダサい」と厳しく批判した。

 高市首相の発言に対して高岡氏は「『本当に不適切で、ダサい』は、総理の答弁の前半部分。これがたぶん、大手のメディアは活字で踊るでしょう。今日の夜のニュースにも出るでしょう」と推察。

 だが、高市首相はその後、「(簗農水相が)行政の運営をしていいのかどうかということを含めて、しっかりと考えさせていただきます」と答弁している。高岡氏は、この発言に注目しているという。

「総理が空気感を変えてきた。今まで『説明をして、職務を続けろ』と総理も判を押したようにおっしゃっていましたが、考えるという表現が、私は今日の予算委員会で一番の総理の目玉発言だったと思います」と指摘した。

 野党から簗農水相の政治的責任を問う問責決議案が提出される可能性について「早ければ夜中の間に根回しが野党の間で終わって、朝の9時に『問責が出ます』ということになってしまいます。問責が出て、可決されましたら参議院は今、与党が少数なんで、参議院全体の意思になってしまう」

 すると、コメやじゃがいもの輸入といった、他のさまざまな議題が審議拒否されてしまいかねない。それだけに「総理として決断をしなければいけないんですが…」。

 高市首相は、今月8日の代表質問で「働いて仕事で返せと言っている」と答え、その発言が議事録に残っているため、記録が残る場で簗農水相に辞任を促すことはできないという。そこで「15日の本会議で問責が出そうだという前に動く方が、お一人だけいます。木原(稔)官房長官しか無理ではないか。総理に変わっていろんな後始末をするというのも官房長官の仕事のひとつ。今回の件でも、かなり汗をかいておられるという話も聞いております」と語った。