女子プロレス「スターダム」でワンダー・オブ・スターダム王者の羽南が、三姉妹の末っ子・妃南へブレークのためにゲキを飛ばした。

 王者は18日、地元・宇都宮大会のワンダー王座戦で妃南の挑戦を受けた。試合は両者一歩も譲らない激しい戦いとなったが、最後はリストクラッチ式バックドロップ・ホールドで妹を沈め、防衛に成功した。試合後、取材に応じ「妃南への声援が嫉妬しちゃうくらい大きくて。地元パワーもあると思うんですけど、今日は見たことのないくらい強かった」と成長を認めた。

妃南(左)をバックドロップで沈めた羽南
妃南(左)をバックドロップで沈めた羽南

 2026年は3姉妹の年になった。羽南は春のシンデレラ・トーナメントを、次女の吏南は夏の5☆STAR GPを制し、存在感を示した。一方で妃南は成果を残せず〝3番目〟との声もあるが、姉としてまず妃南の魅力をこう語る。

「3姉妹の中で一番頭がいいです。大学に進学したのもひい(妃南)だけだし、1つのことを掘り下げて、朝まで寝ずに勉強してる姿もよく見ました。私も吏南も多分寝ちゃうから、自分に勝つ強さを持ってる」

 ファイトスタイルにもその片鱗が見えるという。「私は結構シンプルに、勢いまかせにいっちゃう。けど、ひいは全部計算してるのかなって。それくらい、試合の組み立てが丁寧」と頭脳派の一面を評価する。

王座防衛後、妃南(左)の健闘を称えたワンダー王者・羽南
王座防衛後、妃南(左)の健闘を称えたワンダー王者・羽南

 ただ、一方で「ひいといえば、みたいな部分がもっとあったらいいのかな」と足りない部分を分析する。「頭脳だけだと勢いにのまれちゃう。感情を出してぶつかったら、もっと強くなると思う」とアドバイスを送った。

 冷静沈着な妃南だが、実はリングの外では感情をさらけ出しているといい「3姉妹の中で一番面白い」と太鼓判を押す。「ひいが考えているレスラー像が、クールな感じなんでしょうね。けど、もっと普段のひいを見せたら、私を上回ってくる」と覚醒に期待を寄せた。

 羽南の助言は、末っ子の秘めた可能性を引き出すカギとなりそうだ。