江崎グリコ株式会社は14日、同社が大阪・道頓堀に設置中の看板「道頓堀グリコサイン」のリニューアル工事を今年12月から開始することを発表した。

 同看板は、1935年に初めて道頓堀に設置されてから大阪のランドマークとして国内外の観光客や関西人に愛されてきた。現在掲出中の6代目は2014年に設置されたもの。看板に使用されているLEDの耐用年数や部品調達などの問題から今年11月30日に消灯し、12月からリニューアル工事を開始、27年春に7代目の看板を点灯する予定だという。

 同社の社長室コーポレートブランディンググループ長・三木依子氏は「設置から約12年となる今年、リニューアル工事を実施することになり、2026年11月末をもって、6代目掲出を終了。道頓堀にお越しいただく皆さまには、工事期間中も価値ある体験をお届けできるよう、特別な企画を予定しています」と発表した。

 7代目の看板もLEDを使い、シンボルマーク・Glicoのランナーが主役になるデザインになると明かしたうえで「来年春、お披露目するタイミングで皆さまに改めてご案内させていただきます」とした。

道頓堀グリコサインの歴史
道頓堀グリコサインの歴史

 工事期間中の企画について「『すこやかさ、豊かさ、より良い社会、より良い世界そして多様性』というテーマを持ちながら企業団体とのコラボレーション企画ということで計画しています」と説明。

 インバウンドやSNS利用者の拡大により、同看板が生み出す効果は絶大だ。「広告物としての価値は非常に大きいですし、それを90年以上ずっと続けているブランド価値は大きいと考えております」

 しかし、海外への販路拡大には結びついていないようで「外国の方からすると『このマークは知ってるけれど、グリコって一体、何なんだろうか』という状況。7代目以降において、しっかり何をする会社なのかお伝えしていって、海外ビジネスにつなげていきたい」と意気込んだ。

 最後に「手放すことなく看板を大事に守っていこうと思っています」と宣言した。

江崎グリコ株式会社コーポレートブランディンググループ長の三木依子氏
江崎グリコ株式会社コーポレートブランディンググループ長の三木依子氏