簗和生農水相への辞任包囲網が段々と狭まってきた。野党6党は参院農林水産委員会で簗氏の所信聴取に応じないことを確認。場合によっては問責決議案の提出も検討するという。高市早苗首相は「人一倍働いてほしい」と更迭を否定しているが、このままでは簗氏の政治生命に影響が出かねないと指摘する声もある。
簗氏は5月に地元会合で栃木県那須烏山市と那珂川町の道路予算について「大幅にカットした」と発言。今年2月の衆院選でこの2市町の首長が自身を応援しなかったことの報復かと騒がれた。
簗氏自身も、簗氏から道路予算について問い合わせを受けた国交省も働きかけや圧力を否定。しかし、週刊文春最新号では簗氏が衆院選で支援者をシャトルバスで会合場所まで無料で運んでいたとする公選法違反疑惑まで指摘された。相次ぐ疑惑に自民党内からも悲観的な声が上がっている。
永田町関係者は「安倍政権だったら菅義偉官房長官が動いて疑惑が報じられた直後に辞めさせていただろう。高市政権では誰もそういったアドバイスができないことが問題だ」と話した。
13日から衆院予算委員会が始まる。今のままなら参院農水委員会は開催されないかもしれない。参議院は少数与党なだけに問責決議案となれば可決の可能性もある。
「簗氏はまだ47歳。サッと辞任していれば将来また大臣になる日もあったでしょう。しかし、これだけズルズルと居座ると再起は難しくなるばかり。マイナスの印象がついてしまった」(同)
簗氏は前回の衆院選で小選挙区では勝てず比例復活となっていた。地元栃木からも厳しい声が相次いでおり騒動が収まる気配はない。












