自民党・鈴木宗男参院議員が13日、日テレ・読売テレビ系「ニュースto」(月~金曜午後1時55分)に出演し、簗和生農水相を一喝した理由を明かした。

 簗農水相は、先の衆院選で自身を応援しなかった首長の自治体に対し、道路予算をカットしたと発言し、問題になっている。

 今月9日に自民党本部で開かれた農水関連の部会に出席し、農政について意気込みを語ったものの、道路予算カット発言には言及せず。これに疑問を抱いた鈴木議員が「決意表明の前に、人としての矜持が問われている」と叱責したのだ。

 同番組に緊急生出演した鈴木氏は「とっさに出たんです。(簗農水相が)国民に迷惑をかけているのは間違いないんです。同時に自民党の国会議員ですから、自民党の会合で黙ってれば国民は自民党全体が『何をやってるんだ』という指摘を受ける。私は、それを恐れたんです」と説明。

 続けて「私は、親切心で言うべきことは言う。これが私のスタイルなんです」と語った。

 叱責後、簗農水相は何も言ってこなかったという。

「私は簗さんの何倍もの政治経験をしてますから、普通は『いいご指摘を受けました』とか『反省してがんばります』(と返事をする)。今までも何人かの先生方は、私が指摘したら言ってきたんですね。(簗農水相からは)何の話もありませんでした」と明かした。

 簗農水相の発言について「考えられない。週刊誌の報道で分かったわけですけど、選挙の結果責任は、候補者本人の責任です。それを首長さんたちに責任を押し付けるのは、そもそも間違っている。選挙で負けたんですから、自分が弱かった。自分が至らなかったと思えばいい。すり替えの議論にするのは、政治家として潔くない」とピシャリ。

 今後、野党から簗農水相の政治的責任を問う問責決議案が提出される可能性もある。

「参議院の場合、与党が過半数にいってません。ですから国会審議が止まってしまいます。その時、簗さん自身が、どう判断するのか。簗さんの判断にかかってくる」と懸念を示した。