昨年11月に元兵庫県議への名誉毀損罪で逮捕、起訴され、現在も勾留が続いている元参院議員の立花孝志氏(59)が6日、〝獄中結婚〟していたことを明かした。公表の場となったのは法廷で、傍聴していた妻を直撃した。

 立花氏は昨年3月に宮西詩音被告(32)にナタで襲撃され、全治3週間のケガを負った殺人未遂事件の裁判員裁判に被害者参加制度を利用して出廷。約11か月ぶりに公の場に姿を見せた。公判3回目となった6日は立花氏が意見陳述を行い、勾留先の東京拘置所でしたためた手紙を読み上げた。

 宮西被告が1歳の時に両親が離婚し、通っていた小学校が学級崩壊した後はフリースクールに通い、通信制大学を卒業した生い立ちや、犯行を起こすまでの6年間、ほぼ人との交流がなかったことを知った立花氏は、自身の境遇と重ね合わせ、同情したといい「宮西君は立花と話したくない。でも話し合うことから始まる。立花と友達になろう」と呼びかけた。

 立花氏は逮捕後、保釈申請が認められずに名誉毀損事件では異例の長期勾留となっている。

「拘置所もまあまあ快適でしょ。裁判にかかる費用も国が負担している。みんな宮西君に優しいでしょ。政治に感謝することが大事。刑務所で気持ちを整理してほしい」と自身も勾留中の身ならではの言葉を掛けた。

 そのうえで涙ながらに「僕は獄中結婚した。体は不自由だけど、心は幸せだよ。宮西君も何とかやっていこうね」と〝バツ1〟の立花氏が再婚していたことを明かしたのだ。

被害者として出廷した立花孝志(自社写真をもとに生成AIで作成)
被害者として出廷した立花孝志(自社写真をもとに生成AIで作成)

 これに仰天したのは妻のAさんだ。閉廷後、取材に応じ、「とても驚きました」と話した。

 実は被害者家族として前日から公判を傍聴していたが、立花氏が結婚を公表することは事前に聞いていなかったという。立花氏とは昨年11月に逮捕される前から婚約しており、今年に入って婚姻届を提出。詳細については「彼の口から聞いていただければ」と話し、立花氏が依然として勾留中であることを案じた。

 立花氏は今年3月に負債総額約12億円超を抱え、自己破産を申し立てた。第1回債権者集会が先月開かれたばかりで、前日には兵庫県議選・高砂市選挙区補選(16日告示、25日投開票)への出馬を表明。獄中結婚を公表するなど、〝立花劇場〟を繰り広げている。