メジャーの世界もAIとは無縁ではいられないようだ。「カリフォルニア・ポスト」紙は9日(日本時間10日)、「ドジャースの強打者が野球におけるAIの驚くべき活用法を明かす」との記事を配信した。

 今季29本塁打、76打点とVに貢献。ポストシーズンでも勝負強い打撃を披露しているマックス・マンシー内野手(36)が、ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演。メジャー各球団のAI活用状況を語った。

 背番号13は「AIはますます普及しつつあると思う。いくつかのチームがAIプログラムを使い始めているという話も耳にしている」と証言すると、「相手投手の投球パターンを入力すると、AIプログラムがグラブの位置や手の位置の違いを指摘してくれる。これは、一塁コーチや三塁コーチの間ではすでに共有できるようになっているとのことだ」とこれまで〝目視〟頼みだった「クセ盗み」にAIが活用されているという。

 記事は「ドジャースはAIを試合戦略に取り入れているようには見えないが、技術の進歩に伴い、プロスポーツチームが新しく改良された手法を利用し始めるのは当然のことだ」とつづると、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でドジャースと対戦するブルワーズの直近の試合に言及した。

 5日のパドレスとの地区シリーズ第2戦でブルワーズは1点を追う9回二死満塁でパドレス守護神ミラーからチョウリオがサヨナラ中前適時打を放った。記事は「ブルワーズは、ミラーの変化球のクセを見抜くことに成功した。ブルワーズの二走フリリックが二塁で首を軽くたたいた後、打者のチョウリオはミラーのスライダーを見送り、次の直球をサヨナラ打とした。ブルワーズはAIを活用したのだろうか? それが最大の疑問だ」と結んだ。