愛知・名古屋アジア大会の卓球男子団体決勝(24日、スカイホール豊田)、日本が絶対王者の中国に3―2で競り勝ち、60年ぶりの金メダルを獲得。エースの張本智和(トヨタ自動車)と松島輝空は早くも先を見据えていた。

 9連覇を狙った中国の壁を打ち破った直後は、チームメート全員で喜びを分かち合った。ただ、日本が黄金時代を築くための入り口にすぎない。張本は「うれしいけど、内容を見れば全然不思議な結果ではない。最後に足りなかった自信を加えて、これからの個人戦、そしてこれからの試合に向けて進んでいけると思う」と冷静に語った。

 かつての中国勢は厚い選手層で他国を圧倒。日本もより各選手のレベルを上げていかなければならない。「今までの中国は試合出る3人にプラスで3人ぐらい強い選手がいて、10年、20年と時代が続いた。今は僕と松島くんが世界ランキングのトップ5だが、こうやって勝てることは僕たちにとって大きいものであり、戸上(隼輔)くんや篠塚(大登)くんに刺激になると、それが3人、4人、5人になっていくと思う。まずは僕と松島くんが世界ランキング1位を争いながら、みんながトップ5、トップ10にもっと入ってくれれば、優勝したいという言葉を言わなくていいぐらい強いチームになる」と語った。

 松島は日本の強みを「若さ」を分析した上で「この地元でまず勝てたのでここから日本が強いところを発揮できると思う」と手応えを口にした。選手層の底上げに必要な「若さ」を兼ね備えたチームで帝国をつくり上げる。