ドジャースがDFA(事実上の戦力外)としていたライアン・ウォード外野手(28)が中日に移籍すると22日(日本時間23日)に発表し、衝撃と波紋が広がっている。

 ウォードはマイナー通算168本塁打を誇り、昨季の3Aでは本塁打と打点の2冠王に輝いた。初めてメジャーに昇格した今季は20試合で3本塁打、12打点、OPS0・738を記録した。しかし、9月のロースターに入れず、日本のNPB球団に新天地を求める格好となった。

 一方の中日はすでにCS進出を14年連続で逃し、6年連続のBクラスも確定。ワールドシリーズの3連覇に手をかける最強軍団の一員だったウォードの加入情報は、ファンの間でも大きな反響を呼んだ。だが、なぜ中日を選んだのかについては米メディアから〝疑念〟も指摘されている。

「ドジャース・ネーション」は「9月1日までにどの球団の40人枠にも登録されなかったため、ドジャース以外のチームでポストシーズンに出場できなかった。そこで彼は海外への挑戦を選んだ」と一定の理解を示しつつも「ドラゴンズに移籍するという彼の選択には疑問符がつく。同チームはプレーオフ進出の可能性がなく、レギュラーシーズンも残り4試合しかないからだ」と報じた。

 それでも優勝争いから遠ざかって久しいチームに加入することのメリットとして「彼はMLB復帰を視野に入れ、今後数年間は日本に残る可能性がある」と結論づけている。

 日本球界をステップアップの場と位置づけ、再びメジャーの舞台へ――。近年ではスアレス(阪神→パドレス→ブレーブス)やマイコラス(巨人→カージナルス→ナショナルズ)ら、NPBで積んだ経験から大成した選手も少なくないが…。