ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が22日(日本時間23日)、敵地でのロイヤルズ戦に「4番・一塁」で先発出場し、4試合ぶりとなる33号2ランを放った。

 9―4で5点をリードした7回無死二塁の場面で、相手2番手右腕・ゴリンソンが投じた内角低めへのカーブを振り抜くと、24度の角度で飛び出した打球は弾丸ライナーで右翼フェンスを越えた。チームは8、9回の2イニングで7点を失いながらも14―11で勝利。残り5試合で地区首位のガーディアンズとの1ゲーム差を守り、僅差となっているワイルドカードの3枠目を争いでも踏みとどまった。

 シーズンも大詰めでチームの行方が大きな注目を集めるとともに、今季の台風の目となった村上の今後も焦点の一つとなっている。今季からホワイトソックスと2年契約を結ぶ村上は2027年シーズン終了後にFAとなる。1年目から長打力を爆発させ、3年連続でシーズン100敗以上を喫した球団の暗黒史に終止符を打ったが、8月以降は打撃が低迷。これを受けて水面下で行われていた球団側との契約の延長交渉は停滞中と伝えられている。

 米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は「交渉上の優位性は逆転してしまったようだ」とイニシアチブが村上陣営から球団サイドに移ったと報道。もちろん村上の積極的な放出は否定的としているものの「球団が最も避けたいのは、再建が順調に進んでいる現段階で焦って高額な契約を結んでしまうことだ。ホワイトソックスが慎重に進めているのは賢明な判断だ」としている。

 再び村上側が主導権を握り返せるかについては「残りの2シリーズとポストシーズンで活躍」が鍵を握るとし「不振が続くなら契約交渉は冬の間もずっと停滞したままになるかもしれない」と占った。チーム、そして村上の今後も自身のバットにかかっている。