第22回日本サッカー殿堂掲額式典が1日に都内で行われ、日本サッカー協会(JFA)名誉総裁の高円宮妃久子さまが掲額者の前JFA会長の田嶋幸三氏におことばを贈られた。

 田嶋氏はJFA会長をはじめ、国際サッカー連盟(FIFA)理事や日本オリンピック委員会副会長などを歴任。世界およびアジアのサッカー界発展への尽力と日本スポーツ界への貢献が評価されての殿堂入りとなった。

 式典で久子さまは「田嶋さんは、宮さまが大事にしていらっしゃった『日本サッカーの将来は若い選手の育成にある』ということを本当に形にしてくださった。非常にありがたく思っている」と感謝の意を述べられた。

 また、2026年北中米W杯について「今回のW杯、サッカー自体は本当に面白く、あれだけのチーム数でやった割には本当にうまく運営されていた」と評価された一方、「良い大会だったのですが、それ以外の違ったところでいろいろと注目を浴びてしまった」と指摘。「サッカーは清く正しく美しくあってほしいし、若者のロールモデルに選手がなってほしいし、各協会は他の競技のロールモデルになるような姿を見せるべき。時代が変わっていく中で協会の在り方も変わっていくと思うのでそれはぜひ考えていただきながら、田嶋さんにはFIFAで声をしっかりと上げていただき、パフォーマンスではない日本サッカーの考え方もFIFAの中でおっしゃっていただく必要があるかと思う」と強く期待を寄せられた。

 これを受け、式典後の取材に応じた田嶋氏は「イランに対しての扱いにちゃんとしたコメントがないこと、米国のフォラリン・バログン(モナコ)のレッドカードの執行猶予。FIFAの信頼を取り戻すためには『間違っていた』というステートメントを出すべきだし、それは伝えたいと思う」と組織への働きかけに意欲を示した。