新日本プロレスのミスターこと永田裕志(58)が、プロデュース興行「BLUE JUSTICE」(6日、千葉・東金アリーナ)に秘める思いを明かした。地元凱旋を果たすミスターは、対戦相手にYuto―Ice&OSKARの「ノックアウト・ブラザーズ(K.O.B)」を指名した理由を告白。第三世代の盟友・天山広吉の引退試合(8月15日、両国)をセコンドとして見届けたことで、決意を新たにしている。
永田は8月8日に東金市の「とうがね青義のPW大使」に委嘱された。同市は8月の大雨で被害を受けた直後だけに「まだ完全復興まではいってない。若干東金市民、千葉県民が元気が出てないなか、災害で苦しんでいる皆さまを元気づけられるようなファイトができれば」と腕をぶした。
同大会のメインでは真壁刀義&矢野通とトリオを結成し、K.O.B&永井大貴と激突する。これは永田自身がK.O.Bとの対戦を熱望したためで「いま一番勢いに乗っているというか、上半期を見ていても一番ファンの心に響く試合をやっていたのは、彼らだと思ってる。(Iceは)しゃべらせると長いんだけど、G1でも(辻陽太との公式戦でチョップを200発以上受けて)胸を真っ黒にして、いい試合してたしね」と高評価を送った。
好試合が多かった今夏のG1にも、刺激を受けたという。とりわけ大岩陵平と上村優也の決勝戦は、クラシカルな攻防に会場が熱狂。永田は「原点回帰というか、新日本のストロングスタイルとはちょっと違うアメリカンプロレスなんだけど。それがあれだけファンに受け入れられたのは、あれが2020年代後半から30年代にかけてのスタンダードになるかもしれない。ああいうスタイルの2人に、ボルチン(オレッグ)なりウルフ(アロン)なり辻が融合した時に、どういう化学反応ができるかだね」と新時代の到来を認めた。
そんな中でも健在ぶりを示していくのが、永田の使命だ。中西学に続いて天山が引退したことで「第三世代」は永田と小島の2人のみとなってしまった。
満身創痍ながら小島とのシングル戦で完全燃焼した天山の姿に「セコンドで見ていてもすげえな、と。あのズタボロの状態の中でよく9分22秒も戦ったし、天山の執念というものを感じましたよ。見る人たちの心を打ったよね」と感激。
その上で「まだまだやめるつもりはないし、好感度アップのためにSNS上で天山さんの引退ネタを1週間も2週間も引っ張る小島さんとは違って、リング上で見せたいと思ってる。新日本も新しい芽が中心になってる中で、まだまだやることはあると思いますよ。俺なりのやり方で、自分の存在意義を見せつけないといけない」と豪語したミスターが、東金の地でベテランの矜持を示す。














