ポストシーズン進出を目指すパドレスが思わぬ形で連敗脱出に失敗した。30日(日本時間31日)に敵地で行われたレイズ戦で延長10回に4―5で逆転サヨナラ負け。3連敗となり、チームにブレーキがかかった。

 文字通り勝利がすり抜けていったのは2点リードの9回二死一塁の場面だった。不動の守護神・ミラーは勝利まであとアウト1つとなったところでデルーカが放った左翼ポール際への飛球を、途中出場していたサマド・テイラー外野手(28)がグラブに収めたかに思われた。ところが、落下点に走り込みながらジャンピングキャッチしたところ、着地と同時にフェンスにぶつかった衝撃でトロピカーナ・フィールドの低いフェンスを越えてボールがグラブからポロリ…。スタンド内に転がり落ちたため、試合終了となるはずだった左飛が一転して同点2ランに変わり、延長戦の末に敗れる展開となった。

「MLB公式サイト」はこのプレーを「説明のつかない絶望」とし「試合を終わらせたかに見えた好捕が同点ホームランとなった直後、勝利は消え去った」と伝えた。しかも、今季のパドレスは8回終了時点でリードしていた試合は「59勝0敗」と無敵を誇ったというだけに大きな誤算だ。

 当事者となってしまったテイラーは「ボールへの反応は良かったし、フェンスまで問題なく走った。キャッチして半歩踏み出してフェンスにぶつかった瞬間、ボールがフェンスを越えてホームランになってしまった」と同サイトに語り「試合を落とす原因になったエラーだ。公式記録上はエラーとして残るか分からないけど、間違いなく僕のエラーだ。グラブに当たったんだから捕るべきだった。今ごろ、僕たちは勝ったことを話しているはずなのに、僕が犯したミスについて話している」と自分を責め続けた。

 31日(同9月1日)からはレッズとの敵地3連戦。相手も場所も変わるだけにまずは悪い流れを断ち切りたいところだが――。