全米を震撼させた〝トランクバラバラ遺体事件〟で、第1級殺人罪などに問われているラッパー、D4vd(21=本名デビッド・バーク)被告の予備審問が27日、米ロサンゼルスで行われた。法廷では、被害者のセレステ・リバスさん(14=当時)が殺害される前日、「あなたのキャリアも人生も終わらせる」とD4vd被告を脅していた生々しいメッセージが公開された。米紙ニューヨーク・ポストが27日、報じた。
検察によると、2025年4月22日、2人は激しい口論を交わしていた。リバスさんは、D4vd被告が別の女性と親しくしていることに強い嫉妬心を抱いていたという。
リバスさんは「その子とは友達じゃなくて、ただの知り合い程度にして。私よりその子を優先して友達付き合いを続けるなんて、本当に気持ち悪いし許せない」と送信。これに対しD4vd被告は「彼女のために君との友情を終わらせるなんて、一度でも言った?」と返信した。
しかし、リバスさんは納得せず、「あなたがその子と友達でいたいなら、私はあなたと友達でいたくない」と返答。さらに、被告がその女性をハリウッドの自宅へ招いたと非難し、「殺してやる。本当に殺してやる。あの女は私の席に座っていた。首を絞めて殺してやる。あなたのキャリアも人生も終わらせる。父に全部話す」と怒りを爆発させた。
翌23日、D4vd被告は配車サービス「ウーバー」を手配し、リバスさんを自宅へ呼び寄せた。検察は、被告が自宅でリバスさんを刃物で刺して殺害したと主張。2人の交際関係をリバスさんに公表され、自身のキャリアが台無しになることを恐れて犯行に及んだとしている。
予備審問では双方の主張が出そろい、裁判官は「公判に付す十分な理由がある」と判断し、本裁判に付すことを決定した。
先週から続く審理では、被告に不利とされる数多くの証拠が提出された。24日には、リバスさんが13歳だった2024年当時、D4vd被告の子供を妊娠して中絶したことを示唆するメッセージも公開された。当時18歳だった被告は「こんな思いをさせたくなかった。本当にごめん」「その子は本当に僕の子?」と送り、リバスさんは「もちろんあなたの子よ、デビッド」と返答。翌日のやり取りでは、中絶がすでに終わったことがうかがえたという。
さらに法廷では、司法解剖の写真も公開された。検視官は、リバスさんの両脚には太もも下部と膝付近の2か所ずつ切断痕があり、電動工具が使われた可能性があると証言。切断された手や指、腐敗した遺体の写真も示された。検察は、D4vd被告が失血死したリバスさんの遺体を子供用ビニールプールの中でチェーンソーを使って切断したと主張。テスラ車のトランクから見つかった遺体写真も法廷で公開され、大きな衝撃が走った。
D4vd被告は、第1級殺人罪のほか、14歳未満の児童に対するわいせつ行為と遺体損壊の罪にも問われている。有罪となれば、終身刑、あるいは死刑判決を受ける可能性がある。












