巨人のフォレスト・ウィットリー投手(28)が17日の中日戦(東京ドーム)に先発登板。来日後最多の11奪三振をマークするなど、6回1安打1失点の快投を披露したが、白星には届かなかった。

 本領発揮を発揮した。今季13度目の先発となったウィットリーは初回、先頭・岡林、細川を連続空振り三振に仕留めるなど三者凡退にピシャリ。1点の援護点をもらうと、最速157キロの直球とキレのある変化球を武器に5回まで無安打投球で、11奪三振をマークした。

 しかし、暗転したのは3巡目の竜打線と対峙した1―0の6回。岡林にこの日初めての安打となる右越え二塁打を許すと、二死二塁から続く村松には肩甲骨付近へ死球を与えた。治療のため一時試合が中断した後、サノーに制球を乱して四球を与え、満塁のピンチ。さらに石川に痛恨の押し出し四球を与えて同点に追いつかれ、マウンド上でガックリと肩を落とした。

 登板後、ウィットリーは「5回まで良かっただけに、あの6回がとても悔しいイニングになってしまった。自分への怒りで震えています」と悔しさを爆発。「(村松に)死球を当ててから、当てちゃいけないと(感覚が)残ってしまった。ピッチャーとしては引きずらないようにするとか、真っすぐでストライクを取れるように取り組んでいかないといけない」と反省した。

 一方、チームは同点の9回裏、坂本のプロ通算14度目となるサヨナラ本塁打で勝利。ウィットリーは「チームが勝ったのはうれしいし、彼が打ったというのが大きい。オーラがあるし、華がある選手なので、そんなハヤトが打ったのがうれしい」と興奮気味に語り、「言ってみたら、あの(サヨナラの)舞台をつくったのは自分。その状況を整えることができて貢献したということがうれしい(笑い)」とニヤリ。

 尊敬する坂本の劇的な一打を演出する一助となったことを、誇らしげに振り返った。