北中米W杯準決勝(15日=日本時間16日、米国・アトランタ)でアルゼンチンがイングランドに2―1で逆転勝ちしたが、試合開始早々にアルゼンチン側にレッドカードに相当する危険プレーがあったにもかかわらず〝カードなし〟で不問に付されたとして物議を醸している。
問題となっているのは前半3分の場面だ。イングランドのMFエリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト)に対して、アルゼンチンのMFエンソ・フェルナンデス(チェルシー)が背後から猛スピードでチャージしてなんと右手で後頭部を殴打。アンダーソンは後頭部を押さえながらその場でもん絶して倒れこみ、両チームが乱闘寸前となる一触即発の状態に発展。危険なプレーにFWジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)は主審に激しく猛抗議して詰め寄った。
背後から殴りかかる形となっただけにレッドカードや、少なくともイエローカードが提示されると思いきや、なんと主審はカードなしと判断。これにイングランド側は激しく抗議した。
もしフェルナンデスが退場となっていたらアルゼンチンはいきなり数的不利に陥ることになり、しかも同点ゴールも生まれなかったことになる。それだけに試合の行方を〝アルゼンチン有利〟にしたとして大論争に発展している。
米スポーツ専門放送局「ESPN」などで評論活動を行うメキシコのベテランジャーナリスト、ホセ・ラモン・フェルナンデス氏は、自身のXでこのプレーを取り上げ「カードは出されなかった 3分に、エンソ・フェルナンデスがイングランド人選手のうなじを殴った。主審はファウルを宣告せず、カードも提示しなかった」と主審の判断を疑問視した。
また、北アイルランドの著名ジャーナリスト、ロバート・カーター氏も自身のXで「マジでヤバすぎるよ。アルゼンチンの選手がエジプトの選手の顔を殴ったのに、カードも出なかった。今度はイングランド戦で後頭部を殴ったのに…それでもカードが出ない! これはもう『次元の違う不正』だ!」と今大会で相次ぐアルゼンチン寄りの判定を強調した上で、大一番でまたもや発生した〝疑惑の判定〟を批判した。
今大会であまりにも多すぎるアルゼンチン有利の判定は、すべて偶然の産物なのだろうか…。












