新ヒーローは現れるのか。北中米W杯1次リーグ最終戦(25日=日本時間26日、米国・ダラス)で、森保ジャパンは強豪スウェーデンと激突する。元日本代表FW武田修宏氏(59=本紙評論家)は決勝トーナメントを見据えて、日本のストライカー陣に注目し、エースFW上田綺世(27=フェイエノールト)を温存するべきと主張。代役には〝新星〟FW後藤啓介(21=フライブルク)を〝推薦〟した。
普段から森保一監督と親交のある武田氏は「すでにメンバーや戦い方は決めていると思う。これまでの戦いを見てもわかるかな。ケガ人やコンディションで選手の入れ替えはあるだろうけど、事前にプランはできているはず」と指摘。「スウェーデンは堅守速攻で来るだろうけど、両サイドの守備が連動していないので日本にとっては左右サイドからの攻撃が有効。ドリブルで中に進入できればチャンスとなる」と分析した。
最終戦のキーマンにはMF鎌田大地(クリスタルパレス)を指名する。「1戦目はボランチ(守備的MF)、2戦目はシャドーでプレーして攻守両面でチームの中心になっていた。3戦目も外せないかな」と強調。「もともと力のある選手。久保(建英=レアル・ソシエダード)、三笘(薫=ブライトン)、遠藤(航=リバプール)が負傷する中、どのポジションでも器用にこなしている。ゴールも決めて存在が光っている」と指摘した。
その上で武田氏は、中3日で臨むことが有力な決勝トーナメント1回戦を前にエースの休養を提案する。「上田と伊東(純也=ゲンク)は休ませた方がいい。特にFW陣は前田(大然=セルティック)、後藤、小川(航基=NECナイメヘン)、塩貝(健人=ボルフスブルク)がみんなの活躍に刺激を受け、メンタル的にいい状態だから。堂安(律=Eフランクフルト)も含めて得点に飢えている」と説明した。
後藤については高さ(身長191センチ)もあるので攻撃はもちろん、セットプレーのときに守備面でもチームに貢献できるという。武田氏は「高さで対抗できるし、相手は攻守の切り替えが遅いから高い位置で奪ってカウンターを狙える」とみる。「チームはいい方向に進んでいるし、雰囲気も良さそう」と語り、さらにチームの勢いを加速させるために新たなヒーローの出現も期待した。
日本は決勝トーナメント1回戦でブラジルやモロッコ、フランスなどと対戦する可能性がある。相手を選ぶような戦いは難しい中、いかに戦力を維持しながら結果を残せるか。初のベスト8進出と目標に掲げるW杯制覇に向けて、このスウェーデン戦が大きなターニングポイントになるのは間違いないようだ。











