英国でUFOとミステリーサークルの聖地として知られるウィルトシャー州に出現したミステリーサークルを、地主が怒って刈り取った。英メディア「ソールズベリー・ジャーナル」が先日、報じた。

 問題のミステリーサークルは、ウィルトシャー州グレート・ウィッシュフォード村の南西に位置するグローブリー・ウッド近くの畑に出現した。画像がインターネット上で拡散されたことで、多くの見物客が現地を訪れるようになった。そのため、地主は数日かけて、ミステリーサークルを刈り取った。

 地主は「人々がクロップサークルを見るために、畠に無断侵入して、被害を広げるのを防ぐため、刈り取る決断をしました」と語る。地主は、ミステリーサークルを見物するために人々が私有地へ立ち入り、さらなる農作物被害を引き起こしていると指摘。「立ち入りは認めていない」と強調した。

 さらに、このミステリーサークルそのものを「器物損壊行為だ」と非難。地主によると、この畑には「全国の人々の食料を生産するため」に数千ポンドが投資されており、今回の被害によって数百ポンドの損失が発生するという。

 ミステリーサークルは日本だけの呼び方で、世界的にはクロップサークルと呼ばれている。多くは英国で発生するもので、誰も見ていないうちに小麦や大麦などの作物が一定の模様を描くように押し倒されてできる幾何学的な図形を指す。

 かつてはUFOや超常現象との関連が取り沙汰されたが、現在ではロープや木製の板、GPS機器などを使って人為的に作られたものと広く認識されている。

 2023年には、ウィルトシャー州が英国で最も多くミステリーサークルが出現する地域となり、聖地として知られるようになった。もともとUFOの目撃多発地帯でもあった。