【テネシー州ナッシュビル18日(日本時間19日)発】俺に任せろ! 日本代表MF中村敬斗(25=スタッド・ランス)が、チュニジアとの北中米W杯1次リーグF組第2戦(20日=同21日、メキシコ・モンテレイ)でメモリアル弾を狙っている。勝てば決勝トーナメント進出が確実となる一戦は、W杯の記念すべき通算1000試合目。14日のオランダ戦に続く得点となれば、世界のサッカー史に名を刻むことにもなりそうだ。
中村は劇的な引き分けとなったオランダ戦で技ありゴールを決めて日本中の注目を集めている。ケガで招集外となった、同じ左サイドを主戦場とするMF三笘薫(ブライトン)の存在を忘れさせてしまうような存在感だ。
この日は、チームメートとともに当地でトレーニングを行い、チュニジア戦が行われるモンテレイへ移動。練習後の取材対応では、1点だけでは物足りないとばかりに「W杯のゴールは小さいころからの夢だったけど、結局勝てていないし、まだまだ初戦。次のチュニジア戦でチームを助けるゴール、アシスト、(得点の)起点になったり、ゴールに直結するプレーをできれば」と意気込んだ。
攻撃のイメージはしっかりできている。「ドリブルが大事なのはもちろん、連係もそうだし、ミドルシュートもそう。それにクロスも大事だし、単調ではなく多彩な攻撃が必要になる」。中でもSランス(フランス)で、かつてチームメートだったMF伊東純也(ゲンク)との“ホットライン”は大きな武器だ。「右の伊東選手、堂安(律)選手は、質の高いクロスを持っている。伊東選手は、フランスでずっとやっていたので、どういうクロスが上がるか、どこに上がるかわかっている。お互い、あうんの呼吸になる」と自信をのぞかせた。
偶然の巡り合わせとはいえ、チュニジア戦はW杯のメモリアルマッチとなり、審判団のウエアは両肩に金色のストライプ、左肩にはトロフィーと「1000」のロゴが入る特別仕様。中村は「FIFA(国際サッカー連盟)の歴史的試合なのでいい試合にしたい」と新たなモチベーションになっている。節目の試合で得点となれば、日本サッカー界のみならず、世界の競技史にもその名を刻むことになる。
第2戦は、オランダ戦でアシストをしてくれたMF久保建英(レアル・ソシエダード)が左ヒザの負傷で欠場する。中村は「彼のアイデアや創造性はスペシャルなところがあるけど、今いるメンバーでベストを尽くすのが日本代表。出るメンバーでベストを尽くしたい。もちろん、久保選手の思いを背負って戦う」。盟友が戻ってくるW杯のピッチを残すためにも、まずはここで勝利につながるプレーを目指す。













