北中米W杯で導入されたハイドレーションブレイク(飲水タイム)がもたらす莫大な広告収益が明らかになった。
今大会前後半の試合中にそれぞれ飲水タイムが設けられたが、試合の流れを止めるとしてファンやサポーター、関係者の間では不評が広まっている。
これは選手を守るためでもある一方で、盛り上がる場面でCMを入れられるため巨額の広告料を生み出す。
米メディア「スターテレグラム」は〝ハイドレーションバブル〟の実態を特集。「水分補給休憩は、投資対効果を高める。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、(中継局の)FOXは30秒のCM枠を約20万ドル(約3200万円)で販売しており、注目度の高い試合では最大75万ドル(約1億2000万円)に達することもある。1試合につき2回の水分補給休憩があり、その中に4回のCM枠が含まれることから、2026年のW杯では、水分補給休憩中の広告収入が2億ドル(約320億円)をはるかに超えると推定される」と指摘した。
中継局にとってはビッグマネーを生む絶好の機会だが、ファンの不満は高まっている。同メディアは「ファンは不満を表明する」とした上で、W杯の会場に訪れたイングランドサポーターのセバスチャン・オールドフィールドさんの意見を伝えた。
「彼らは試合の流れを少し止めてしまった」と批判。「試合に勝っている時は、相手チームに流れを取り戻されたくないものだ。体力が十分でない選手は(水分補給のための休憩を)必要とすると思うが、準備ができている選手は…暑かろうが寒かろうが関係なく、試合を続けるだろう」と新制度を疑問視した。
放映権料も急騰の一途をたどるW杯。新たな〝錬金術〟を発明し、まだまだ大会は肥大化しそうだ。












