カブス・鈴木誠也外野手(31)の大逆襲が始まった。23日(日本時間24日)に本拠地シカゴで行われたフィリーズ戦に「4番・右翼」で先発出場し、3試合連続本塁打となる3号ソロを含む3安打1打点をマークした。

 打った瞬間だった。同点の8回先頭で迎えた第5打席だ。1ボールから投じられた95・1マイル(約153キロ)のフォーシームを完璧に捉えた。ほぼど真ん中にきた絶好球を逃さず、振り抜いた打球は熱狂する左翼席のスタンドに消えた。ダイヤモンドを一周する鈴木も気合十分の表情でおたけびを上げた。

 WBCの準々決勝で二盗を試みた際に右ヒザを負傷。開幕も出遅れを余儀なくされたが、今季初の3安打で打率3割1分9厘に上昇した。チームは直後に同点に追いつかれながらも無死二塁から始まる延長戦に入り、10回の先頭打者だった鈴木は申告敬遠で歩かされ、一死満塁となってからスワンソンの右前適時打で8―7のサヨナラ勝ちを飾った。

 日本勢ではホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が、前日22日(同23日)まで日本選手最長記録に並ぶ5試合連続アーチで10号に到達した。メジャー5年目の鈴木も黙ってはいない。