男子ゴルフの松山英樹(34=LEXUS)が、かねて苦手分野といわれてきたパッティングを克服しつつある。
今季メジャー初戦「マスターズ」(9~12日、ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC=パー72)は、通算5アンダーの12位。2021年以来の2勝目はならなかった松山は「今回、得られた部分もある。来年は優勝争いをできるように頑張りたい」とリベンジを誓った。
史上4人目となる2連覇を飾ったローリー・マキロイ(英国)との7打差は、決め切れなかったパターが影響しているとの見立ても少なくない。中でも3日目(11日)は前半で3つ伸ばしたが、後半に入ると17番で1・5メートルのパーパットを外すなど比較的短い距離を決め切れず、終わってみれば72と伸ばせなかった。
ただ、元日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の小泉直氏(87=現・顧問)は「かつて広かったスタンスを狭くしていて、右サイドを中心として静かに打っています。それは最高の打ち方だと思います。すべてではありませんが、入れないといけない2~3メートルのパーパットを比較的入れていました」と指摘した。
技術的には問題ないとする一方で、さらに精度を高めるために必要な要素があるという。「ゴルフは決断力、集中力、自制心が必要だと言われています。その3つのうち決断力が、絶好調だった時ほどではないように思えるので、それが戻ってくれば、また強くなれるでしょう。決断力とは、打つ前の考え方ですね」と説明した。
今年も世界最高水準であることを証明したショット力に負けない、パッティング力を身につけるのも決して不可能ではないだろう。来年の「マスターズ」まで待たずとも、今季残る3大会で松山のメジャー2勝目は見られるのか。












