元宮崎県知事の東国原英夫氏が9日、宮崎市内で記者会見を開き、宮崎県知事選に立候補をすることを正式に表明した。
来年1月の任期満了に伴う県知事選は5選を目指す現職の河野俊嗣氏との一騎打ちになる見通しだが勝算はあるのか。元衆院議員で東国原氏と親交のある宮崎謙介氏が行方を占った。
東国原氏は会見で「宮崎の衰微、衰退が止まらない。ここらでゲームチェンジャーが必要じゃないかと思い、今回の決意に至った」と出馬理由を語った。
東国原氏は2007年に知事に就任すると「宮崎県のセールスマン」を自称し、マンゴーなどの県産品をアピール。キャッチフレーズの「どげんかせんといかん」は同年の新語・流行語大賞を受賞し、宮崎県の人気を全国区に押し上げたが、1期4年の任期満了をもって退任した。
宮崎氏にとって東国原氏は恩人でもあるという。宮崎氏は不倫を週刊誌に報じられ、議員を辞職。コメンテーターとして活動を再開し始めたころに番組で共演した東国原氏から「事務所に入った方がいいぞ」とアドバイスされ、東国原氏が所属する事務所に入所。
「『バイキングMORE』(フジテレビ系情報番組)でMCの坂上忍さんが同じ事務所であることを振ってくれて東さんが『宮崎謙介をどげんかせんといかん』と言ってくれて、うれしかった。いろいろな仕事のチャンスももらえたし、復活のきっかけは東さんが作ってくれました」と感謝を語る。
プライベートでも食事に行く間柄で「地方創生の話をよくしています。九州に対する熱意がすごくて、宮崎をもう1回なんとかしたいという思いがあった。地方があっての国だという考え方」と語った。
前回22年の知事選では河野氏に敗れており、東国原氏が知事を1期で退任し、都知事選に出馬したことにネガティブな印象を持つ県民もいるという。宮崎氏は「そうは言いながらも宮崎県に注目を集めたのは東さん。都知事選も宮崎のことを思って次のステップに移行したんだと思います。首長選は現職が強いんですが、限られた時間の中で東さんの本気度を示すことができるかです」と期待を寄せる。
会見で河野氏との違いについて問われ、東国原氏は「熱量です。地方自治、地方活性化は熱量。熱伝導だと思います。最後は熱量と情熱と必死さ」と回答した。東国原氏の熱量は県民に届くか。












