米カリフォルニア州オンタリオの警察は8日、紙製品倉庫を焼き尽くした7日の大規模火災について、放火容疑者が火をつけた様子を映しているとみられるSNS上の動画を調べていると発表した。米メディア・KTLAが8日、報じた。

 7日早朝、倉庫で火災が発生。11万平方メートル(東京ドーム2・4個分)の倉庫には、トイレットペーパー、ペーパータオルなどの紙製品が保管されていたため、火災は急速に拡大。鎮火には約175人の消防士が出動した。

 捜査当局は、ハイランド在住で倉庫の従業員シャメル・アブドゥルカリム容疑者(29)を放火容疑で逮捕した。SNS上で拡散している動画には、アブドゥルカリム容疑者とみられる男が「お前らは俺たちに生きるのに十分な金を払ってくれないかもしれないが、こいつらはめちゃくちゃ安いんだ」と言いながら、トイレットペーパーのロールに火をつけた。何度も「俺たちに生活できるだけの給料を払ってくれれれば、こんなことをしなくて済むのに」と話す声が聞こえる。

 アブドゥルカリム容疑者の名前を冠したインスタグラムアカウントは停止されたが、転載・拡散している。

 オンタリオ警察のエミリー・ウィリアムズ巡査は「彼がソーシャルメディアで何らかの情報を発信していたという報告はあります。ですが、その内容について具体的なことはお話しできません」と話している。

 アブドゥルカリム容疑者は、9日に裁判所へ出廷する見込みとなっている。