ボクシングのWBC会長を務めるマウリシオ・スレイマン氏がジェイク・ポール(米国)らインフルエンサーに競技を辞めるように勧告した。

 海外メディア「BOLAVIP」によると、スレイマン会長は、メキシコ・モンテレイで開催されたイベント「リング・ロワイヤル」で元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)に勝利したポールをはじめユーチューブなどを中心に活躍しているボクサーに対して「ボクシングは遊びではない。優れた身体能力とコンディションに依存する高いリスクのスポーツだ」とし、負傷などの懸念を訴えたという。

 特にポールについては昨年のアンソニー・ジョシュア(英国)戦で顎を骨折。長期休養を余儀なくされた。同メディアは「スレイマン会長はポールを支持してきたが、最近のできごと(骨折)を受けて姿勢を変えた。インフルエンサーたちにプロとしての基礎知識が欠けているため、深刻なケガを負う危険性が高い」とし「インフルエンサーとベテラン選手によるスーパーファイトという現在の傾向は最終的にリング上での悲劇につながる可能性があると警告した」と伝えた。

 元世界4階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケス氏(メキシコ)もスレイマン会長に同調し「彼ら(インフルエンサー)はボクシングを台無しにしている。ユーチューバーはトレーニングをしない。走ったり、運動したり、ジムに行ったりさえしない者もいる。彼らにはプロセスがない」と非難していた。