フィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)の偉業に対し、米経済誌「フォーカス」が特集記事を掲載している。

 今季限りで引退する坂本は、世界選手権(チェコ・プラハ)でショートプログラム(SP)、フリーともに全体1位の演技を披露。合計でも自己ベストの合計238・28点をマークし、2年ぶり4度目の優勝を飾った。ラストダンスで優勝を飾った坂本の演技は世界各国のメディアが紹介しているが、スポーツが専門外のメディアも熱視線を送っていた。

「フォーブス」は「キャリア最後の世界選手権で、4度目の世界選手権のタイトルを獲得した。坂本はプラハで行われた決勝で、同胞の千葉百音とベルギーのニーナ・ピンザローネに勝って金メダルを獲得した」と切り出した上で「4度目の優勝を果たしただけでなく、キャリア最高の総合得点を叩き出した。感動的で心に響く演技で、チェコの観客、そして世界中の視聴者を総立ちにさせ、記録破りのスケートキャリアの幕引きを祝福した」と報じた。

 先月のミラノ・コルティナ五輪はジャンプのミスがあって銀メダル。当初は五輪を「最後の一戦」と決めていたが、どこかに心残りがあった。リベンジをかけて出場を決断すると、五輪後もいつも通りの厳しい練習を重ねてきた。「フォーブス」は「坂本は今回の優勝で、ミシェル・クワン(米国)以来、世界選手権で4回以上の優勝を果たした女性スケーターとなった。坂本と同様、クワンも五輪の金メダルに届かなかったが、スケート界の伝説として記憶されている」と賛辞の言葉を送った。

 スケート人生の全てをささげた最後の世界選手権は、海外でも反響が大きいようだ。