フィギュアスケート世界選手権(チェコ・プラハ)男子フリーが28日に行われ、〝4回転の神〟イリア・マリニン(21=米国)がクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を成功させるなど世界歴代3位の合計329・40点をたたき出し、圧巻の3連覇を達成した。
26日のショートプログラム(SP)では、今季世界最高となる111・29で首位発進したマリニンは、フリーでさらにすごみを増した。冒頭に4回転フリップを決めると一気に波に乗り、代名詞のクワッドアクセルも見事に着氷。終盤には大技バックフリップや5つの4回転ジャンプを決めるなど、異次元のパフォーマンスで満員の観客を魅了した。
演技後の優勝インタビューでは「フリープログラムを無事に終えることが目標だったけど、それができたと思う」とまずは安堵の表情。そして「観客の皆さんから大きな後押しと愛情を感じた。私が披露したすべての技を、皆さんが応援してくれていて、プログラムを通してずっとそう感じていたんだ」と観客に向けて感謝の言葉を贈った。
地元の米国でも快挙を速報。米誌「フォーブス」はアメリカのフィギュアスケーター、イリア・マリニンは土曜日、プラハで行われた世界選手権で3連覇を達成し、ミラノ・コルティナオリンピックでの痛恨の8位から一転、表彰台の頂点に返り咲いた」と高らかに報じた。
そして「彼の演技には、フィギュアスケートで最も難易度の高い技で、彼の代名詞とも言えるクワッドアクセルが含まれていた。このアメリカ人選手は、この技を成功させた初の選手として知られる。今回の優勝により、21歳の彼はネイサン・チェン以来となる、男子フィギュアスケートでの3連覇選手となった」と絶賛した。













