悔しさを力に変えた。フィギュアスケートの世界選手権(27日=日本時間28日)、女子フリーで千葉百音(木下グループ)が150・02点をマーク。合計228・47点で銀メダルを獲得した。

 ミラノ・コルティナ五輪は4位だった千葉は、強い気持ちで戦い続けた。夢舞台でのメダルにあと一歩届かなかったが「これから世界選手権に向けてまた再スタートということで、さらに強くなれるように、一つひとつ丁寧に練習していきたい」。五輪後もギアを入れた練習を続け、2大会連続の表彰台を勝ち取った。

 男子で五輪2連覇のプロスケーター・羽生結弦と同じ宮城・仙台市出身。幼少期には同じリンクで練習していた羽生に「結弦にいちゃん」と声をかけるなど、親交は深いという。羽生も千葉の動向はチェックしており、関係者を通じてハッパをかけることもあった。

 羽生と同じ五輪の舞台に立った。ただ、まだ羽生が千葉を褒めることはない。エース・坂本花織(シスメックス)は今季限りで引退するも、来季は世界ジュニア選手権4連覇の島田麻央(木下グループ)が参戦。新たなライバルたちの相まみえることになる。結果で成長を示すために、4年後の五輪へ千葉が新たな一歩を踏み出した。