F1日本グランプリ(GP、決勝29日)の公式会見でレッドブルのマックス・フェルスタッペンから「出ていけ!」と激怒された英紙「ガーディアン」のジャイルズ・リチャーズ記者が猛反論を展開した。

 フェルスタッペンは26日の会見で、リチャーズ記者を指さして「出て行け!」と繰り返し、退出させた後に話し始めた。

 まさかの騒動が大きな波紋を呼ぶ中で、リチャーズ記者が同紙上で反論を展開した。「昨シーズン末に私がした質問を理由に、フェルスタッペンが木曜日の日本GPの記者会見から私を追い出したことには、深く失望した」と切り出すと、こう続けた。「私はこれまで記者会見から退席を求められたことは一度もない。F1のジャーナリストにとって、これは極めて稀な出来事で、1、2例以上覚えている人すらほとんどいないだろう」と報道陣に退出を命じることがどれだけ〝異常〟な事態かを強調する。

「10年以上このスポーツを取材してきた中で、私はフェルスタッペンに10回ほどインタビューしたが、いずれも友好的で和やかな雰囲気だった。彼の卓越した才能は記事の中で称賛と賞賛を集め、批判はごくわずかで、必要であれば例外的にのみ行われた」とこれまでは良好な関係だったと説明。「しかし、昨年のある出来事が、どうやら彼の神経を逆なでしたようだ」と騒動の背景を語る。

「スペインGPで、フェルスタッペンはジョージ・ラッセルの車の側面に接触し、10秒のペナルティーを受けた。これにより彼は順位を落とし、9ポイントを失った。シーズン終盤、驚異的な復活劇(私は大いに称賛した)と、マクラーレンが最終戦でポイントを落とした幸運にも恵まれたものの、フェルスタッペンはタイトル防衛をわずか2ポイント差で逃した。最終戦後、私は彼にあの出来事についてどう感じているか、後悔していることはないかと尋ねた。これはどうしても聞かなければならない質問だった。フェルスタッペンは不機嫌になった」と振り返る。

「そして、日本の記者会見へ。私が立ち去らなければ話さないと言われたので、アブダビでの質問が原因かと尋ねた。彼はそうだと言った。またしても私は驚いた。アブダビでのスペインに関する質問が原因かと確認した。彼はそうだと言った。退去命令を受け、私はその場を後にした。フェルスタッペンは終始笑顔だった。もしかしたら、彼は単にその力関係を楽しんでいたのかもしれない」とフェルスタッペンが指摘した質問でなぜそれほど怒りを見せたのか納得できない様子だ。

 そして「私は今でもフェルスタッペンを尊敬しているし、今後より良い関係を築けることを願っている。時には、難しい質問や気まずい質問をしなければならないこともある。それがこの仕事の特権に伴うものです」と主張した。

 フェルスタッペンの激怒騒動はまだまだ物議を醸しそうだ。