参院予算委員会は16日午前から実質審議に入り、高市早苗首相と全閣僚が出席した。

 自民党の末松信介参院議員は、高市首相に対して米国とイスラエルによる軍事攻撃で先行きが不透明なイラン情勢について質問を行った。

「わが国と関係の深い2つの国(米国とイラン)が、明確に〝敵と味方〟に分かれて紛争が起きてしまった。わが国の国益上は、唯一の同盟国の米国との立場を最大限尊重する必要はあると思います。ただ、わが国に対して人、物、金なんらかの負担が求められたらどうするかということでありますけども、総理からのご見解を求めたいと思います」

 これに高市首相は「イランによる核兵器の開発は、許されないというのはわが国の一貫した立場です」と述べた。

 その上で「イランとの間でも長年にわたる関係を築いてきましたので今般の事案発生後ですね、同盟国であるアメリカとのあいだでも緊密に意思疎通をしていますが、イラン政府とのあいだでも必要なやり取りを継続しております」とした。

 19日に高市首相が渡米して行われる日米首脳会談に向けては「わが国の立場や考え方を伝えます。今後の対応について予断をするようなことはいたしません。いずれにしても日本の国益に沿うように適切に対応してまいります」と答弁した。