WBC連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は7日、1次ラウンドC組の韓国戦(東京ドーム)に8―6の逆転勝ちで2連勝を飾った。前日の台湾戦で満塁本塁打を含む3安打5打点の大暴れを見せた大谷翔平(31=ドジャース)は、この日も3回に2戦連発の同点ソロを叩き込むなど2打数2安打1打点、2四球と存在感を発揮して勝利に貢献。試合前練習では、異例とも言える2日連続のフリー打撃に登場し、大谷凱旋に沸く野球ファンを魅了した。
試合でのパフォーマンスもさることながら、ファンサービスもさすがだった。かねてルーティンにはないフリー打撃。室内での調整も可能な中で、自らの強い意思で敢行した。井端監督も「ファンのみなさんにお見せしたいっていう気持ちがあるのかな」と大谷の意図を代弁。メジャーでもなかなかお目にかかれない貴重な練習風景を提供した。
実力を認める後輩とともに、圧巻のパワーを見せつけた。コンビを組んだのは、今季からメジャーに挑戦する村上宗隆内野手(26=ホワイトソックス)。大谷直々の指名で実現した競演だった。
大谷はこの日26スイングで5本の柵越えだったが、圧巻だったのは力を入れて打った際の飛距離。この日の〝バッケンレコード〟は、巨大電光掲示板を越える推定飛距離150メートルの当たりだった。着弾した際の鈍い衝撃音とともに、ファンのどよめきが起こり、見守ったソフトバンク・王貞治球団会長(85)も思わず笑みを浮かべ、練習前の韓国代表ナインも羨望のまなざしを向けた。
これに村上も負けじと続いた。大谷のお株を奪うように、東京ドーム最上階席まで届く特大アーチを披露。日本が誇るメジャーリーガー2人の豪華な競演に観客席は大盛り上がりとなった。
大谷がフリー打撃を行うこと自体、今では異例の出来事。連日の登場に周囲もざわつく中で圧巻の特大弾連発とくれば、文字通り最高のファンサービスとなった。試合前練習を見守った松田宣浩野手総合コーチは「(大谷に)『誰と一緒に打ちたい?』と聞いたら、本人から『ムネでお願いします!』ということだった。村上も『大谷さんに言われたら仕方ない』って感じでした」と豪華競演の裏話を披露。大谷からの名誉の直接指名に、村上が豪快なアーチで応えた。
初戦で難敵・台湾に7回コールド勝ちを収め、韓国戦も地力の差を見せつけて勝利した侍ジャパン。チームの雰囲気はすこぶる良好だ。












