WBCの韓国代表は7日、宿敵の日本代表と壮絶な戦いを演じた末に6―8で敗れた。侍ジャパンとの対戦では2015年に行われた「プレミア12」の準決勝以来、引き分けを挟んで屈辱の11連敗となった。

 ターニングポイントの一つとなったのは、侍ジャパンが二死満塁から鈴木(カブス)の押し出し四球で1点を勝ち越し、続く吉田(レッドソックス)の中前適時打で2点を追加した7回だ。

 韓国側は鈴木の前打者・近藤(ソフトバンク)を打席に迎えた二死一、三塁の場面で左腕のキム・ヨンギュ投手(26)を6番手としてマウンドに送った。だが、なかなか制球が定まらず、近藤を四球で歩かせてすべての塁を埋め、鈴木には押し出し四球。吉田に痛打され、結果的に傷口だけを広げる形で降板となり、7番手のキム・テギョンは岡本(ブルージェイズ)を見逃し三振に仕留めて攻守交代となった。

 韓国メディア「OSEN」は「史上最高の韓日戦だったのに…」と落胆を隠せず「なぜ7回にキム・ヨンギュを押し出し四球でも交代できなかったのか」と〝検証〟。左腕の立ち上がりを「先頭打者の近藤に四球を与え、不安なスタートを切った」と振り返りつつ「アウトカウントを1つも取れなかった」と指摘した上で「大会の規定上、打者3人を相手にしなければ交代できなかった」と悔しさをにじませた。

 レギュラーシーズンでは可能なワンポイント起用はWBCの規定で禁止されており、登板した投手は3人と対戦するか、イニングを完了させるまで交代させられない。そのため、近藤、鈴木に連続四球を与えたキム・ヨンギュは続投せざるを得ず、吉田に致命的な一打を食らう結果となった。

 侍ジャパンと接戦を演じながらまたしても苦杯をなめた韓国代表は、8日に東京ドームで台湾代表との3戦目に臨む。