ロシアフィギュアスケート界で常勝軍団を築いた〝鉄の女〟エテリ・トゥトベリーゼ氏が衝撃告白だ。
トゥトベリーゼ氏は女子若年層の選手を徹底的に超スパルタ指導で育成し、数多くのメダリストを輩出してロシアに黄金時代をもたらしたが、その厳しすぎる指導法やメダル至上主義が近年は批判されていた。また、2022年北京五輪でまな弟子のカミラ・ワリエワがドーピング違反で4年間の出場停止処分を受け、当時ワリエワが15歳だったことから指導者としての関与も疑われ、最終的には自身への処分は免れたが〝疑惑の名伯楽〟として表舞台からは姿を消していた。
だがミラノ・コルティナ五輪でジョージア代表のヘッドコーチとして国際舞台に電撃復帰。その存在が再び脚光を浴びている。
ミラノ・コルティナ五輪への参加が物議を醸した中で、トゥトベリーゼ氏が〝改心〟を告白して注目を集めている。
ロシアメディア「スポーツ24」は「ロシアの名誉あるフィギュアスケートコーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏は、選手たちに結果を出すようプレッシャーをかけることはもうしたくないとし、表彰台への道が両者にとって楽しいものとなるよう努めると語った」と報じた。
ポッドキャスト番組「フォーラム・イン・ザ・ビッグシティー」に出演したトゥトベリーゼ氏は、これまでの指導経験を踏まえて今後について言及。「私が自分自身で学んだ唯一のことは、もう誰にも努力を強制したくないということです。もう誰にもメダル獲得を強制したくない。そうすれば、すべてが楽しくなる。(今までは)アスリートは喜びを感じていないように見える時がある。それは喜びではない」と自身が追及してきたメダル至上主義の方針を改め、今後はアスリートファーストを重視し、結果ではなくスケーティングを楽しむことを優先すると明言した。
超スパルタ指導を敢行してきたことへの葛藤も吐露。「誰かが私に、鉄の女というイメージを押し付けたんです。でも、私は鉄の女だとは思っていません。私は私なんです。全く普通の人なんです。名指導者という肩書きがあっても、何も変わりません。私は自分のために仕事をしているだけで、誰かに証明する必要なんてないんです」と本音を吐露。結果だけを追及する指導は本来望んだものではなく、今後は自然体で指導したいとの願望を熱弁した。
トゥトベリーゼ氏の〝改心〟は本心なのか、それとも…。今後の指導法が注目されそうだ。












