米国・WWEのPLE「エリミネーション・チェンバー」(28日=日本時間1日、イリノイ州シカゴ)で行われた男子エリミネーション・チェンバー戦は、〝毒蛇〟ランディ・オートン(45)が12年ぶり2度目の優勝。プロレスの祭典「レッスルマニア42」(4月18、19日、ネバダ州ラスベガス)で統一WWE王者ドリュー・マッキンタイア(40)に挑戦することになった。
6人参加のチェンバー戦は、鋼鉄のチェーンで囲まれた檻の中で戦う危険極まりない試合形式。今年は王者マッキンタイアへの挑戦権がかかったが、前日のスマックダウンでは出場予定だったジェイ・ウーソが何者かに襲われ、病院送りに。欠場ジェイの代役は、ジェイコブ・ファトゥを下したユニット「ザ・ビジョン」のローガン・ポールとなっていた。
V候補の前王者コーディ・ローデスに、LAナイト、オートンのベテラン勢と、30歳のローガン、31歳のトリック・ウィリアムズに21歳のジェボン・エバンズの新世代が挑む図式。「ビジョン」はエース格だったブロン・ブレイカーとブロンソン・リードが相次いで負傷欠場し、危機的状況にあるが、人気ユーチューバー兼任のローガンが奮闘。エバンズ、ナイト、ウィリアムズと3連続でフォールを奪ってみせた。
試合はコーディ、ローガン、オートンと三つどもえの戦いに。ところが突如、謎の黒装束の男が現れ、鉄のチェーンを上り始めた。前日スマックダウンでもローガンの試合に黒装束が乱入したが、覆面の下は誰も知らない無名の男で、この日の黒装束もスタッフから覆面を脱がされると誰だかわからない男性だった。
混乱のさなかに、もう一人の黒装束が出現し、チェンバーに侵入。ローガンをソバットからストンプで踏み潰し、KOした。コーディがすかさずローガンをカバーして排除したが、黒装束の男は自ら覆面を脱ぐと、正体は元世界ヘビー級王者のロリンズだ。昨年10月に自身が率いていた「ビジョン」から追放された上に、肩を負傷。王座返上を余儀なくされ、長期欠場に入っていた。祭典を前に電撃復帰した〝フリーキン〟はすぐに姿を消した。
大乱戦は最後にポッドから出たオートンと、ゴングから戦うコーディの一騎打ちとなったが、今度は何とコーディと抗争する統一王者マッキンタイアが乱入。コーディにベルト攻撃を浴びせるも、オートンからRKO、コーディにはクロスローズを見舞われ退治された。ここですかさず、毒蛇が振り返ったコーディを問答無用のRKO葬。非情にも長年の弟分から3カウントを奪った。
オートンのチェンバー戦Vは、自身が保持していたWWE世界ヘビー級王座を防衛した2014年大会以来、実に12年ぶり。これにより祭典では王者マッキンタイアとの王座戦が決定。同世代でライバルだったジョン・シナ、AJスタイルズが引退する中、45歳となった毒蛇が15度目の最高峰王座獲得に挑戦する。
この日の「WWEイリミネーション・チェンバー2026」は「ABEMA」にて生中継された。












