卓球女子で2024年パリ五輪シングルス銅メダルの早田ひな(日本生命)は、世界女王との対戦を通じて確かな手応えをつかんだようだ。

 WTTシンガポール・スマッシュ7日目(28日)のシングルス準々決勝では、世界ランキング1位の孫穎莎(中国)に2―4で敗戦。「今まで十何回も負けてきた中で、一番収穫があった。そしてやっとスタートラインに立てた感覚があった試合だった」と振り返った。

 この日は0―2で迎えた第3、4ゲームを連取。第5、第6ゲームは屈したが、粘り強さを見せた。「今日は2―2にした時点でさらにギアを上げて勝ちにつなげなきゃいけない試合だったけど、自分の手札があまりなくて、そこでそのまま持っていかれちゃったかな」と悔しさをにじませた。

 その一方で収穫だったのはラリー戦の対応。「狙うところ、狙わないところ、中国人選手は狙っていないときに、次どこを狙うかというのを探りながら、ラリーをしてきている。そこを狙ってきたときに自分が対応できていたところもある」と明かしつつ「中国人選手の中でも、特に彼女はボールのコントロール力がすごく高いので、自分のボールを選ぶ力というか、選球眼が伸びてこないとこの先どんなに競っても勝つことはできないと思う」と現在値を冷静に分析した。

 打倒中国へ、着実に歩みを進める早田。今大会の経験を28年ロサンゼルス五輪につなげていく。