ミラノ・コルティナ五輪フリースタイルスキー女子で3個のメダルを獲得した中国代表・谷愛凌(アイリーン・グー、22)を巡り、新たな騒動が勃発した。
米国出身の谷は2019年に中国籍へ変更。2022年北京五輪は中国代表として出場し、金メダル2個、銀メダル1個を獲得した。今大会ではスロープスタイルとビッグエアで銀メダルを獲得。ハーフパイプでは金メダルに輝き、五輪2連覇を達成した。
また、競技外ではモデル活動などでも注目を集めインスタグラムのフォロワー数400万超を誇るインフルエンサーとしても注目の存在。米誌「フォーブス」によると、昨年の獲得賞金やスポンサー広告収入の合計額は年間推定約2300万ドル(約36億円)と伝えられている。一方で、谷の国籍変更を巡っては米国内の一部で〝裏切り者〟と批判にさらされている。
そうした中、米ニュースサイト「アウトキック」は「アンディー・オグルズ議員の法案、特定の選手所得に100%課税 アイリーン・グーを標的に」と題する記事を掲載。米テネシー州選出で共和党のアンディー・オグルズ下院議員が推進する法案について取り上げた。
オグルズ議員は同サイトに対して「外国の敵対勢力と協力する米国人は、我が国を裏切っただけでなく、その行為から得られる利益を剥奪するべきです。だからこそ私はアイリーン・グーのようなアスリートが稼いだお金をすべてIRS(合衆国内国歳入庁)に没収させるようにしているのです」と主張した。
また、記事では同法案の内容について「本法案では、対象者を米国籍者または合法的永住者と定義している。したがって、適用範囲は米国市民に限定されず、グリーンカード保持者も含まれる。対象カテゴリーに該当する選手が、対象外国を代表して上記種(五輪などの国際大会)の競技に出場する場合、本法案はその代表活動から得られる収益のほぼ全額を徴収する仕組みとなっている」と説明している。
法案の実現性は別にして、谷に対する〝逆風〟はまだまだ収まりそうにない。












