ミラノ・コルティナ五輪フリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)で今大会初、2大会連続の金メダルを獲得した谷愛凌(22=中国)が、痛烈なしっぺ返しだ。

 谷は22日の決勝で94・75点の高得点をマークし頂点に輝いた。競技後、自身のTikTokで金メダルを下げ「金メダルを獲得した? それとも銀メダルを失った?」とおどけた表情で投稿。中国で「谷が金メダルを見せつけ、海外メディアの顔を平手打ちした」と話題になっている。

 というのも、今大会はHPまでに行われたビッグエア、スロープスタイルでともに銀メダル。2種目を終えた後、海外メディアから「銀メダルを2個獲得と捉えているか、それとも金メダルを2個失ったと捉えているか?」と質問が飛んだ。谷は笑いながら「私は史上最多のメダルを獲得した女性フリー(スタイル)スキーヤーです」ときっぱり。「それ自体が答えだと思います。私にとっては、どのメダルも同じように大変なこと。だから、2つのメダルを失ったという見方は率直に言って、ちょっとばかげていると思います」と〝反論〟していた。そして最終種目のHPで見事に金メダル。TikTokでの「金を獲得? それとも銀を失った?」は、この質問に対する皮肉、というわけだ。

 中国「ウェイボー」上では「谷愛凌が金メダルを見せて外国メディアの顔を平手打ち」がトレンド入り。「最も高圧的なやり方で海外記者のやっかいな質問をやり返した」「これはよい方法だ」と反響を呼んでいる。

 米国カリフォルニア州出身ので、2019年に中国籍へ変更。2022年北京五輪は中国代表として出場し、今大会を合わせ金3、銀3のメダルを獲得している。