ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート 女子ショートプログラム(SP)で低迷したアンバー・グレン(米国)に対して、2014年ソチ五輪金メダルのアデリナ・ソトニコワ氏(ロシア)が行った〝舌禍騒動〟が波紋を広げている。
グレンはSPでミスを連発して13位と大きく出遅れ、演技後は悲痛な表情で泣き崩れた。
ロシアメディア「スポーツ」によると、この結果を受けて同国内での中継で解説を務めていたソトニコワ氏は「残念なことですね」と同情を示しながらも「でもあまり悔やむわけにはいきません。だって、これは私たちにとって有利に働くことだと分かっているので」と発言。ロシアから個人の中立選手として出場しているアデリア・ペトロシアンが有利になるとして、グレンのミスを〝歓迎〟したのだ。
これが舌禍騒動として世界中で批判の声が上がった。そして韓国でも問題となっている。韓国紙「文化日報」は「キム・ヨナから金メダルを奪い、恥ずかしいとも思わずに…ソトニコワ、選手を嘲笑する中継で物議」と追及した。
「ライバルの不運をもって歓呼するニュアンスの解説に、世界中のネチズンたちはオリンピックチャンピオンがスポーツマンシップを壊したと非難した」と糾弾。韓国で上がっている声として「ソチでキム・ヨナの金メダルを奪った人物が言うことか」、「オリンピック精神にそぐわない」などの反応が出ているという。
というのも、ソトニコワ氏は韓国ファンにとって〝仇敵〟。「ソチ五輪の時、ソトニコワはフィギュアスケート女子シングルで着地ミスなど期待以下の競技力を見せたが、キム・ヨナを抜いて金メダルを首にかけて(地元開催の)判定の恩恵があったという議論が起きた。その後ドーピング疑惑まで起きた」と同紙は指摘した。
韓国にとって因縁のあるソトニコワが問題発言を行ったことで、大きな議論を呼んでいるようだ。












