ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートでの〝誤審〟について、ロシアの大レジェンドが苦言を呈した。

 2002年ソルトレーク五輪男子金メダリストで世界選手権も4度制したアレクセイ・ヤグディン氏(ロシア)は、ロシアメディア「メタレーティング」に対し、ロシアから中立の個人として参加した女子6位のアデリア・ペトロシャンと男子6位のピョートル・グメニクについて言及した。

 両者の得点が低すぎるとの声が同国競技関係者から飛び出していたが、ヤグディン氏は「はっきりと言いたいのは、ペトロシャンは正当な評価だったということ。すべての要素はレベル4に昇格している。多くをカットすることもできたかもしれないが、ジャッジは普通に判断した。これは事実だ」とペトロシャンについては妥当な成績だったと断言した。

 一方でグメニクについては「グメニクはそうではなかった。失敗したプログラムの選手より低いコンポーネントは絶対に受け入れない」としつつも別の見方を提言。「私たちはそれをあまり口にしないが、外国の専門家はグメニクはすべてが遅く、すべてが氷の中央で行われ、滑っておらず、スケートの質もないと言う。つまり、そのような議論が起こらないように改善が必要だということ」と課題が山積していると指摘。

「国内で高すぎる得点をつけるべきではない。私たちはアスリートを愛し、応援していることは理解しているが、この形ではない。こうすると状況は悪化する。回転不足に目をつぶり、同時に個々に数十点をつける。私たちはバラ色の眼鏡を外し、国際大会でこうなるという事実にアスリートたちを準備させる必要がある」と、国内大会での爆上げをやめるよう、今後の課題を冷静に語っている。