ミラノ・コルティナ五輪の最終日に開催されるアイスホッケー男子決勝の米国―カナダ戦と閉会式に出席予定だったドナルド・トランプ米大統領が、訪問を急きょ取りやめたと欧米各国メディアが報じた。

 英紙「ミラー」は「トランプ大統領は世界的な関税を15%に引き上げると発表したが、米国代表が勝ち進んだ場合の訪問の可能性を念頭に準備を進めていたにもかかわらず、ミラノで行われる男子アイスホッケー金メダルをかけた決勝には出席しない。ワシントンからの最新情報によると、大統領は日曜日もホワイトハウスに滞在する予定で、午前8時と正午の2回の会合が試合と重なるため、ホワイトハウスに滞在する」と報じた。

 イタリア政府はトランプ大統領の来訪に向けて準備を進めていた。「警備計画はすでに開始されており、アメリカが決勝に進出した場合、エアフォースワンは急な出張にも対応できる状態にあると報じられていた。しかし、当局者は、関税政策をめぐる法廷闘争の激化など、国内の優先事項が訪問を阻んでいると示唆した。これには大統領のワシントン滞在を必要とするものも含まれていた」とドタキャンの理由を説明した。

 イタリア紙「コリエレ・デラ・セラ」によると、ミラノの米国領事館を通じて伝えられた連絡では取りやめが確認されたが、再び突然予定を変更するケースに備えて、急きょ来訪することになっても受け入れの対応策は引き続き実施されているいう。

 トランプ大統領が欠席することになり、米国からはカシュ・パテルFBI長官がアイスホッケー男子決勝に来場する見込みだ。