日本時間20日にフリーが行われ、メダルが確定するミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート女子シングル。SP4位の千葉百音(20=木下グループ)に、SNSでは朝ドラのヒロインを重ねる投稿もみられる。

「百音」といえば、2021年度前期のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で清原果耶が演じたヒロイン・永浦百音が想起される。千葉の読みは「もね」で、朝ドラでは「ももね」だが、愛称が「モネ」だった。

 ドラマの百音は、宮城・気仙沼沖の島で1995年に生まれた。同県登米市(羽生結弦の父の出身地)の森林組合に勤めるうちに、気象予報士を志す。国家試験に合格すると上京して気象情報会社に就職。その後、地元に戻って地域に密着した仕事を始めるという物語が繰り広げられた。

 フィギュアの千葉も宮城県生まれ。永浦百音とは名前の表記と出身県という2つの共通点があった。仙台に生まれ、東北高校から早大という、2006年トリノ五輪の女子シングル金メダリスト・荒川静香と同じコースをたどった。

 五輪代表に決まると、東北高校の公式インスタグラムには「おかえり、百音(先輩)」のメッセージが載った。アカウントは校長と広報担当が運営しており、このメッセージには「おかえりモネ」が好きだという記入者(無署名)の心情がつづられている。「いつかこの言葉を、心からの思いを込めて伝えたい。そんな日が来ることを、ずっと勝手に夢見ていました」といい、「まさに、その物語が今、現実になりました」。千葉はドラマが放送された21年に入学している。

 X(旧ツイッター)でも、「宮城の百音ちゃんということで、まさに、おかえりモネ」「清原果耶さんファンの私は、東北出身の百音さんを応援しています」「フィギュア界のモネ」などと千葉にドラマを重ねる声が上がっている。