F1アストンマーティンの新マシンは〝未完成〟のままでシーズンに臨むことになりそうだ。
今季からホンダとタッグを組むアストンマーティンは、ここまでバルセロナとバーレーンで行われたテストでマシンの調整不足などにより思い描いた結果を得られていない。フェルナンド・アロンソ(スペイン)はテスト走行後に手袋を投げ捨て、オーナーのローレンス・ストロール氏はエンジニアを怒鳴りつけるなど、関係者はいら立ちを募らせている。
スペイン紙「マルカ」は「アストンマーティンの解決には長い時間がかかる…いや非常に長い時間がかかるだろう。ギアボックス、振動のあるホンダの内燃エンジン、過剰な重量が緊急の主な問題だ」とし「しかし、解決策は迅速かつ容易ではない。プロジェクト全体の遅延は広範囲に及ぶだろう」と報じた。
ギアボックスに関しては「コーナリングに必要な低速ギアの『新たな要求に対応できない』という。エンジンは電気エネルギーを回収するために常に高回転で運転する必要があり、アストンマーティンが初めて開発・製造したギアボックス(デファレンシャルとともに)は、巨大な負のトルク要求に耐えるにはぜい弱すぎる」という。
さらに「ホンダのエンジン、特にICE(内燃機関)の弱点は回転数を上げると大きな振動が出ると言われており、これもギアボックスが関係している可能性がある」とした上で「ギアボックスの再構築には6か月かかる」と長期化は必至な状況。また過重量に関しては「遅かれ早かれ解決されるだろう」と早期に解消される見通しだ。
同紙は「最も可能性の高いシナリオは2027年までパフォーマンス不足を抱え続けることであり、現在パドックで議論されているのは、まさにこの状況だ」と報道。大きな注目を集めているが、今シーズンの華々しい活躍は難しいのかもしれない。












