ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(M・T)の対決が5月に東京ドームで計画されるなか、勝負の行方に今から注目が集まっている。

 昨年12月にサウジアラビア・リヤドで行われた興行では、井上、中谷ともに判定勝利。ただ、スーパーバンタム級初戦の中谷はやや評価を下げる試合内容だった。この結果を受けて、元東洋太平洋スーパーフライ級王者・赤穂亮氏は自身のYouTubeチャンネル「赤穂亮のルーTUBE」で注目対決について言及。「前回のリヤドで、期待感というか、ちょっと落ちた感じはするよね」と率直な感想を口した。

 個人的な意見として「あの夜、どうなったら東京ドームに〝いよいよこの2人がぶつかるんだね〟って期待感が一番上がるのを想像した時に、一番良かったのはリヤドで中谷選手が予想以上にスーパーバンタム級にアジャストしてあの相手にKOする。それで井上選手があんまり良くない動きをすれば〝あれ? これ勝負論あるんじゃね?〟と一番5月に期待度がグッと上がったと思う」と指摘する。

 その上で「中谷選手の試合を、日にちがたって見返したわけよ。スーパーバンタム級の体にはまだなってないよね。線が細い。今までは大きくて、フィジカル面でも体格面でも優位に立って自分がドーンと真ん中に構えて懐深く戦っていけたけど、スーパーバンタムでそれができなくなってきて。前半は打って動いてやっていた。でも後半は動かなくなったよね。ボクシングをスーパーバンタム級で変えなきゃいけない」と分析した。

 一方で「でもね、(次戦まで)5、6か月ぐらいある。つくってくると思うよ。すごい選手が、あんまり良くないした次の試合って、いいんだよ。体もつくってくると思うし。俺も正直、この前の中谷選手の試合を見たら勝負論ないなと思ったけど、中谷選手の性格とかを考えると(井上戦までに)かなり強くなって勝負論があるところまではくるんじゃないか」と中谷の巻き返しにも期待を寄せた。