明治安田J2・J3百年構想リーグが7日に開幕し、J3福島がJ2甲府戦(JITス)で1―4で敗れた。

 注目は福島のカズこと元日本代表FW三浦知良(58)。先発に抜てきされ、前半7分にはスライディングで相手のボールを止めるなど存在感を示した。同20分には、大きな歓声と拍手に包まれながらFW樋口寛規と交代。ベンチ付近のファンに向かって深々と頭を下げた。

 寺田周平監督はカズの起用について「実際にトレーニングでもカズさんにボールが入って、周りが生きるシーンも数多くあった。カズさんが出ることでのチームの雰囲気もある」と説明。試合に勝つために、発起用することがプラスになると判断したというわけだ。この日のプレーには「もっとゴール前でプレーできたのがベストだったが、関わり方や役割は存分にまっとうしてくれた」と評価した。

激しい守備にあい、倒される場面もあったカズ
激しい守備にあい、倒される場面もあったカズ

 三浦はスタメン起用を知り「おしっこをちびりそうになりました(笑い)。本当に考えていなかったので。スタメンはないかと思っていた」と冗談を交えながら語った。

 これまでカズが試合でプレーをすれば〝最年長記録〟が誕生してきた。しかし、本人は記録の誕生を「そんなに意識してやっているわけじゃない」ときっぱり。

 最も意識していることには「高い強度で練習して、試合に向けてエネルギーを貯めて、使ってやらなければいけない。その作業が一番大事。出場記録というよりも、続けてそこに向かっていけるかどうか。そこがなければ、ピッチに立つ資格がなくなってしまう。その結果やっぱり出られたらうれしい」と力説した。

 26日に59歳の誕生日を迎える〝永遠のサッカー小僧〟の挑戦はまだまだ続く。