巨人のリチャード内野手(26)が宮崎春季キャンプ第2クール2日目の6日にランチ特打に参加。打撃投手を務めた阿部監督を前に鋭いスイングを連発した。

 指揮官から〝愛のムチ〟を受けた。阿部監督が投じたスローボールが、リチャードのでん部を直撃。球場中が笑いに包まれたが、最後の1球を力強く振り抜くと、白球は左中間スタンドに飛び込んだ。ファンからの拍手に「ありがとうございました!」と頭を下げたリチャードは「(死球を)避けるタイプじゃないんで、自然と(でん部が)出ました」とユーモアたっぷりに語った。

 昨年5月にトレードで加入したリチャードにとって、巨人で初めて迎えた春季キャンプ。ブルージェイズに移籍した岡本に代わる4番候補としても期待されるが、意外な役割も担っている。それが、新入団のルーキーたちと昨季から在籍している選手たちとの間に何となくあった〝見えない壁〟をぶち破ることだった。

 同じ沖縄尚学出身の育成5位・知念大成外野手(25)は、先輩のリチャードについて「移動中によく同じ車に乗るんですけど、オヤジギャグを連発したり、突然顔をジッと見つめてきて謎のにらめっこを始めたり…」とニッコリ。それだけではなく「練習中とかでも急に真面目になるんで、いつもおちゃらけている分、そのギャップが何よりも面白いです」とうれしそうに打ち明けた。

 ちなみに、この日の最後の柵越えについてリチャードは「いい形で終わりたいなと思ってたんで、少しだけ狙いました」と真面目モードで回答。チームのムードメーカーとなり、グラウンド内外で存在感を発揮している。