昨年10月に中国の漬け物工場で、男性作業員が酸菜の漬け込み槽の中で喫煙し、痰を吐く様子を捉えた動画が話題になった。当局が先日、問題の漬け物会社の法廷代表人(日本の代表取締役に近い存在)に100万元(約2237万円)の罰金を科したと公表した。香港メディア・星島頭條が2日、報じた。

 2025年10月、ネットユーザーがSNSに投稿した動画には、遼寧省興城市の漬け物工場で、男性作業員が酸菜(スワンツァイ=発酵させた白菜の漬物)の漬け込み槽の中で、鉄製フォークを使って大量の酸菜を脇へかき分ける様子が映っていた。

 約30秒にわたる映像の中で、男性は終始喫煙しながら、酸菜の漬け込み槽の中にそのまま痰を吐いていた。興城市当局はその後、当該ロットの酸菜を押収し、廃棄した。

 興城市市場監督管理局がこのほど処分結果を公表した。問題の企業には5万元の罰金および生産・営業停止処分、法定代表人には100万元の罰金が科された。

 SNS上では「痰は金より高い」と揶揄する声が上がっている。同工場には前科もあった。2025年3月には、工場内の衛生環境の不潔さや設備配置の不備などを理由に改善命令を受けていたが、改善は行われず、違法行為は半年以上継続。食品安全上の重大なリスクを抱えながら、酸菜を製造していたことになる。当局は、社会に深刻な悪影響を与えたと指摘している。