日本共産党(田村智子代表)は2日、高市早苗首相が1日放送のNHK「日曜討論」に出席しなかったことに対して自民党に抗議文を送ったことを発表した。

 抗議文書のタイトルは「NHK 『日曜討論」における高市早苗総理大臣の欠席に強く抗議する」で、この日の午後、自民党の国会対策委員会を通じて高市氏宛てに送付したという。

「番組側の説明によれば、欠席の連絡は生放送直前になってなされ、理由は『腕を痛め治療にあたるため』とのことであった。しかしこの日の午後、高市総理は、岐阜県及び愛知県内で街頭演説をおこなっている。当番組は、各党党首が国民の前で政策や政治姿勢を直接議論する唯一の、極めて重要な機会であったものである」と高市氏の出演見送りを問題視。

 高市首相が31日の川崎市内の演説で「円安でもっと助かっているのが外為特会。これの運用、今ホクホク状態」と発言したことについて、同文書は「物価高に苦しむ国民生活を顧みない重大な発言の真意や、依然として大きな関心事である自民党の裏金問題、総理自らもかかわる統一協会問題や裏帳簿疑惑などについて、自ら国民の前で説明し、各党党首と正面から議論する責任がある」とした。

 最後は「今回の欠席は、そうした国民にたいする説明責任を軽視・回避するものであり、到底容認できない。私たちは、高市総理の、議論の場から逃げる姿勢に強く抗議するとともに、総理が出席する形であらためて各党党首による討論の機会を速やかに設けることを強く求める」と抗議した。